【概要】
コエンザイムQ10(CoQ10)はユビキノンとよばれる脂溶性のビタミン様物質。補酵素Q、ビタミンQなどとも呼ばれる。全身に存在するが、特に心臓、肝臓、腎臓、膵臓に多い。肉や魚介類にもある。
【食品データ】
■特徴:基本的に脂溶性、特殊製法で水溶性を可能にしているものもある。
■目安量:100~300mg/日
■効能効果:
ダイエット(脂質・糖代謝)、美容・美肌、抗酸化、抗疲労(精神疲労・ストレス系、エネルギー源の消耗による疲労)、スポーツ・フィットネス、ロコモティブシンドローム(パフォーマンス向上、関節)、マウスケア、メタボリックシンドローム(内臓脂肪)、
■医薬品との相互作用:
血液凝固を抑制するワルファリンカリウムの作用を促進する可能性があるため、医師に相談することが望ましい
抗悪性腫瘍薬、降圧薬の作用を弱める可能性があるため、医師に相談することが望ましい
■他のサプリメントとの相互作用:アカシアのガムと併用するとコエンザイムQ10の吸収性向上が期待できる
■用途:食品、飲料、サプリメント、機能性表示食品
■規格:日本コエンザイムQ協会、JHFAマーク
【業界データ】
■団体:日本コエンザイムQ協会
■市場規模:09年:原料23トン
■価格相場:国産:ノーマル13万円/kg、還元型18万円/kg 中国産:7~8万円/kg
■シェア:1位:カネカ
【おすすめリンク】
■サイト:
コエンザイムQ10の弱点を克服するγ-シクロデキストリン(シクロケム社)
厚生省通知:痩身効果等を標ぼうするいわゆる健康食品の広告等の注意点(昭和60年)
■動画:
サプリのチカラ09/1/24「コエンザイムQ10のチカラ」(情報提供:旭化成)
■記事:
食品用途と医薬品用途の何が違うのか?など(2018/12/18「健康食品」の安全性・有効性情報)
コエンザイムQ10の摂取が慢性疲労症候群を改善させる - カネカなどが確認(2013/07/18マイナビニュース)
太陽電池と類似、中国勢に崩されたコエンザイム(2012/10/4東洋経済)
健康美容EXPO:進化系として再脚光浴びる万能型機能性素材「還元型コエンザイムQ10」(情報提供:カネカ)
コエンザイムQ10を含む食品の取り扱いについて(2006/8/23厚生労働省)
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