【概要】ニラはネギ属に属する多年草の緑黄色野菜です。その歴史は古く、古事記には「カミラ」、本草和名には「コミラ」と記されていることから当時はミラと呼ばれていたそうです。ニラという名はミラが変化したものだと言われています。
今ではさまざまな料理に利用されているニラですが当時は、体が温まり精力がつくことから薬草としても食されていました。
特にニラの種の滋養強壮作用は強く、老化や虚弱から発生する諸症状の改善に用いられてきました。
和漢ではニラの種を韮子（きゅうし）と呼び、身体を温め精力を改善する作用が格段に強いとされています。また「起陽」に優れるとされ、密教の修行においては性欲をかきたてるとのことで禁食扱いになったほどです。因みに「起陽」の陽は男性器を意味しています。
[和名] ニラ [英名]Garlic Chives [学名]Allium tuberosum Rottler
【食品データ】
■特徴：
■有効成分：硫化アリル、ビタミンA、ビタミンB2、亜鉛
■目安量：主要目的によって異なります。ご相談ください。
■効能効果：和漢では優れた滋養強壮作用があるとされ、疲労回復や精力減退、頻尿、遺尿、足腰の冷え、関節痛などの対策にも用いられてきました。
経験的にオランダビュの種、ニッケイ、クローブと相性が良いとされ、組み合わせることで更に効果的になると言われています。また、マカ、ノコギリヤシ、カボチャ種、オタネ人参などに配合して、効果や独自性を高め、リピート率を上げる手段にも活用できます。（出典：中薬大辞典など）
■用途：カプセル、打錠など
■規格：
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