【概要】
大豆に含まれるフラボノイドの一種。イソフラボンは配糖体(グリコシド)として存在しているが、摂取すると腸内細菌等の作用により糖部分が分離したアグリコン型(糖が外れた構造)になって消化管から吸収される。イソフラボンとしては、ゲニステイン、ダイゼイン、ビオカニンA、フォルモネチン、グリシテインなどの種類がある。女性ホルモン様物質としても知られ、植物性エストロゲンなどとも呼ばれる。
エクオール(Equol)は大豆の消化の過程で腸内の特定のバクテリアがエクオールに変化させるが、30~60%の人にしか起こらないとされる。
【食品データ】
■特徴:植物性エストロゲン様作用
■目安量:40~50mg(グリコシド)、30mg以下(アグリコン)、10~40mg(エクオール)
■医薬品との相互作用(飲み合わせ):
エストロゲン製剤、タモキシフェンクエン酸塩の作用が減弱する恐れがあるため、医師に相談することが望ましい
骨粗鬆症の女性が豆乳とプロゲステロンとイソフラボンを併用すると骨密度が減少する恐れがある
避妊薬と併用すると遊離型エストロゲン料が増加し、頭痛や乳房の圧痛、月経痛などのリスクが高まる恐れがある
■効能効果:美容・美肌、更年期、骨粗鬆症、メタボリックシンドローム、血管、血中コレステロール、髪の毛、抗糖化、抗酸化、糖尿、前立腺、血圧、月経困難、ダイエット、免疫賦活、
■用途:ハードカプセル、ソフトカプセル、打錠、飲料
■規格:JFHAマーク
【業界データ】
■団体:全国納豆協同組合連合会
■市場規模:
■価格相場:3%:10,000、10%: 26,000~28,000、サポニン強化品(10%):100,000、アグリコン型:200,000~
■シェア:1位:フジッコ、2位:不二製油、3位:J-オイルミルズ、4位:常磐植物化学研究所
【おすすめリンク】
■サイト:
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A(内閣府 食品安全委員会)
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A(厚生労働省)
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A(2012/2/3更新、農林水産省)
■動画:
■記事:
大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取り扱いに関する指針について(2006/8/23厚生労働省)
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