【概要】シナモンはニッケイ属の樹木の皮です。特徴的な香りでスパイスとして世に親しまれています。シナモンの歴史は古く紀元前4千年頃にはエジプトでミイラの防腐剤として使用されていました。またミイラ作り以外にも様々な儀式にシナモンを利用していたそうです。
当時、シナモンは高級な食材で王族や身分の高い人々に重宝されていたと言われています。
和漢では肉桂（ニッケイ）または桂皮（ケイヒ）と呼びます。古くから身体を温め血流を改善する作用があり、その上健胃作用もあるとのことで重宝されてきました。
シナモンを主剤にした桂枝湯という漢方薬は、マイルドに身体を温めるので、虚弱体質向けの風邪薬として現在でも盛んに使われています。
またドイツのハーブの公的評価委員会で消化不良や食欲不振を改善する効果が認められています。
但し、シナモンにアレルギーを発症する恐れや、アルカロイドのクマリンが含まれているため、過剰摂取には注意という勧告がなされています。
[和名] シナモン [英名]Cinnamon [学名] Cinnamomum zeylanicum Blume
【食品データ】
■特徴：
■有効成分：ケイヒアルデヒドなど
■目安量：主要目的によって異なります。ご相談ください。
■効能効果：古くから風邪や足腰の冷え痛み、精力減退、胃腸虚弱に有効とされています。また、最近の研究で、血管修復作用に優れているとわかり、動脈硬化の予防にも利用されるようになりました。
経験的にニラの種、オランダビュの種、クローブと相性が良いとされ、組み合わせることで更に効果的になると言われています。また、マカ、ノコギリヤシ、カボチャ種、オタネ人参などに配合して、効果や独自性を高め、リピート率を上げる手段にも活用できます。（出典：中薬大辞典など）
■用途：カプセル、打錠など
■規格：
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